人に、環境にやさしい「木」の力を
最大限に活かす、先進の木造建築。
環境ファースト企業・セルコホームが提案する
エコ建築の進化プロジェクト「City Forestシティフォレスト」。
これまで蓄積してきたカナダ工法の豊富な技術・ノウハウを集約し
「耐震・頑強」「省エネ」「健康」を徹底して追求。
次世代建築の明日をみつめて、都市にオアシスを創ります。
なぜ、大規模木造建築が注目されるのか?
木のチカラ
人にやさしく、環境にやさしい木の力は活かす。
大規模建築は、想像以上に価値ある木の力を、最新技術で引き出しています。
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01木は人にやさしい。
心への影響力
香り、風合い、色…自然素材ならではのぬくもりある木。木造建築での生活は、やすらぎと癒しに包まれ、もっとも落ち着ける空間と言えます。
「健康」への貢献
木が持つ、湿度の調整力や紫外線の吸収力が注目されます。特に熱伝導力は、コンクリートや合成素材などよりも低く、つまりは断熱性が高い素材です。室温や床などが冷えにくくして、温度変化を和らげます。
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02木は燃えにくい。
木は燃えやすいと思ってませんか。ところが、木は自然燃焼力が弱く、実は約260℃にならないと燃えません。表面積が小さい木材は、酸素が供給されやすくすぐに燃えてしまいます。しかし、太い木材は酸素が内部に供給されにくく、燃焼に時間がかかります。また、燃えて炭化する速度も熱伝導が悪く、遅くなります。
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03木は強い。
木材は、鉄やコンクリートよりも弱いイメージがあります。しかし、同じ重さで比較すると予想をこえて、強いのです。
- 引っ張り強度
- 鉄の約4倍 コンクリートの225倍、
- 曲げ強度
- 鉄の約16倍 コンクリートの約400倍
「木材は構造材としての素材の軽さや施工のしやすさ、
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04木は環境にやさしい。
建築方式別
ライフ・サイクル・アセスメント比較総エネルギー使用量木は、省エネ素材です。素材として成型する消費エネルギーが極めて低いからです。ちなみに他素材との比較は以下です。
木が1の場合 < コンクリート8倍 < 鉄350倍 < アルミニウム1460倍
また、木は土に還るので、環境負荷も低いのです。
木の力を最新技術で補完する
セルコホームの大規模木造建築
木は、大規模建築の素材としては弱いのではないか。
経年によって強度も弱まるのではないか。
この疑問に応えて、セルコホームは耐震・耐火・強度を徹底して追求しました。
その結果、最新技術の軸組工法を強化した、大架構法を採用。
木の力を活かし、補完する大規模木造建築は、エコ建築のスタンダードです。
― セルコホームの大架構法 ―
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接合金具の採用/柱、梁の削りを最小限に
従来の軸組工法は、日本の城郭や神社仏閣が倒壊しにくいことで証明されるように、頑強です。ただし、柱や梁の接合部分は木組みの強化へ削りを多くしています。この強度を最新技術で実現するため、接合金具を採用。構造計算で確認しながら、適正な金具の選択と配置を工夫し、地震にも揺るぎない強度を維持させています。
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基礎工事の強化/構造強度を増すために
土台の上に柱が乗る従来の軸組工法では、大きな荷重がかかると土台に割れや沈みが発生したりします。これを避けるため、柱を基礎に直接つなぎ、地震などの力を基礎が受けて分散させます。これにより、構造強度が増しています。
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構造集成材の採用/木の強さをさらに強化
木材そのままのムク材は、生育した条件の違いで品質に差が出ます。また、乾燥の仕方によって、割れや反りが生じて弱点となります。これを克服するため、構造集成材には日本農林規格(JAS)が品質保証する集成材CLT(クロス・ラミネーテッド・ティンバー)を採用しています。この集成材は、板を幅方向に並べたものを、繊維方向へ互いに直角にして積層接着しています。この手法によって、品質が均一化して木材の欠点が補正され、ムク材よりもはるかに優れた圧縮強度を誇ります。
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耐力壁の採用/優れた耐震・耐力性能
柱、梁の軸組みに、従来のはすかい(斜めの交差)の板ではなく、木の壁を導入し、強度をさらに増やしています。これにより、耐震性、耐力性がはるかにアップ。
- Key Word -
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◇グルーラムとは――
木材や挽き板を2枚以上接着させた構造用木材です。接着した木材の木目は、長手方向となっています。
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◇CLTとは―――
繊維方向が直交するように重ねて接着した、板状の材料です。繊維が交差することにより、反りや狂いを軽減します。縦・横につなぐことで、厚く、大きな面積のものが作れます。