カナダは、豊富な森林資源と高い自然環境保護の意識に基づく厳格な森林管理を背景に、住宅の技術開発や改良を重ねてきました。それが「ツーバイフォー住宅は北米で誕生し、カナダが進化させた」と言われる由縁です。カナダは今や、世界的なツーバイフォー先進国となっています。長年培ってきた技術とノウハウにより、カナダでは木造住宅の90％以上がツーバイフォー住宅と言われています。
ケベック・シティ
ケベック・シティ
バンクーバー
バンクーバー
写真右：リッチモンド・オリンピック・オーバル（BC州リッチモンド市）2010年バンクーバーオリンピック、パラリンピックのスピードスケート会場として作られ、大会後は市民のためのスポーツ施設として、また様々なスポーツ大会会場として利用されています。
今世界では、環境にやさしく、エネルギー効率が高く、しかも環境負荷を軽減できる木材を建築に使用する取り組みが始まっています。これに先立ち、カナダではすでに公共施設や医療・福祉・商業施設といった大規模建築の木造化が進んでいます。
リバーウェイ・ゴルフ・コース・
クラブハウス（BC州バーナビー）
UBCアース・サイエンス・ビル（BC州バンクーバー）
セルコホームでは、カナダで産出される良質な木材を持続可能な森林資源として入手し、適正価格で供給できるようにストック。豊富な材料の中から適材適所のものを選び出し、クオリティの高い住まいづくりを行っています。
現地のセルコカナダホームで木材を一括購入しているほか、パネルの加工・供給拠点をカナダと日本の２か所に確保。適正価格で安定供給できる仕組みを構築しています。
セルコホームでは積極的に現地メーカー・工場とパートナーシップを結んでいます。商社を介することなく、直輸入するところに、適正価格実現のポイントがあります。
セルコホームで調達した建材や住宅製品は、一度バンクーバーの専用倉庫に集め、コンテナに詰め、日本に向けて発送しています。
秋保ヴィレッジ㈱農産物直売所『アグリエの森』（宮城県仙台市）
○用途：店舗・工場 ○延べ床面積：1,974.45㎡
鉄骨造や鉄筋コンクリート造の住宅に比べ、ツーバイフォー住宅をはじめとする木造住宅は、温もりや香り、柔軟性、調湿作用、衝撃や音の吸収など、すぐれた機能を持っています。たとえば、木独特のやさしさや温もりは、人の心にもよい影響を与えるといわれています。また、木材は組織構造上、柔軟性に富んでいるため、木造の建築物は身体への負担が少ないと言われています。これら多くのメリットに加え、湿度が高い気候風土に適した素材であるということもあり、日本でも医療・福祉・教育・商業施設といった大規模建築の木造化が始まっています。
