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カナダ-東北復興プロジェクトに、名取市とセルコホームが共同で申請した「閖上みなと朝市再建事業」が採択され、5月14日に建設予定地で調印式を行なう。

2012/05/13
 2011年11月に公表された「カナダ-東北復興プロジェクト」に、名取市とセルコホームが共同申請した「閖上みなと朝市再建事業」が採択された。
 カナダ側からの支援金額は、約150万カナダドルで、公設市場施設(センターハウス・店舗ブースなど)の建築費用に充当する。 構造は、カナダの高品質な木材を使用した、耐震性・耐久性に優れた木造2×4工法とし、建築設計、プロジェクト管理はセルコホームが無償で提供する。
5月14日には、閖上公設市場の建設予定地にて当プロジェクトの調印式をとり行ない、今後、当事業の設計・施工の詳細計画を、カナダ・名取市・セルコホームが協調して進め、2012年8月末の着工を目指すこととなった。

【カナダ-東北復興プロジェクト概要】
主体/カナダ連邦政府・ブリティッシュコロンビア(BC)州政府・カナダウッドグループ
拠出金/450万カナダドル(5/9レート@81.50円換算で約3億6千万円)
→建築設計、事業運営、建設、資材などにかかる費用を援助
用途/公共施設(木造)の再建費用
→例えば、学校、児童養護施設、高齢者介護施設、リハビリテーション病院など

【閖上みなと朝市再建事業が採択に至った経緯】
 公設市場のあった閖上漁港は、全国的にも有名なアカガイをはじめとした仙台近郊の漁港で、近年は「閖上港朝市」「閖上ビーチ」など、市民、隣接市町からも多くの人が来訪する交流の場として賑わっていた。
名取といえば「閖上朝市」というように、この地域の復興なくして名取市の復興はない。そのために、アカガイ、笹かま、カーネーション等の地場産品を販売する市場店舗ブースの再建は喫緊の課題であった。また、名取市はこれまで、カナダと中学生の交流活動も行っており、カナダとの友好関係も築いている。
今回の支援プロジェクトは、カナダ住宅の販売でカナダ文化・経済振興に寄与しているセルコホームへ候補案件の打診があり、セルコホームが上記のような事情を抱えている名取市と協議し、共同申請~採択に至ったものである。